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富山であそぶ
NATIONAL TREASURE ZUIRYUJI
スケールの大きさに魅せられる!国宝瑞龍寺
北陸にある国宝の建築物は3つ。
福井県小浜市の明通寺と富山県に2つ。そのうちの1つが瑞龍寺(高岡市)。
神社仏閣巡りが好きなら絶対におすすめ。
加賀藩二代藩主前田利長の法要のため、全国的にも珍しい燭光能も行われます。
年に数回ライトアップされていて、デジタルアートも楽しめデートスポットにも。
伽藍の造りが見事なことで知られていますが、
清々しい空気が感じられる場所としても素敵な場所です。
富山県高岡市、新高岡駅と高岡駅のちょうど真ん中に立地しています。
正式名は曹洞宗 高岡山瑞龍寺。
高岡城を築城した後にこの地で亡くなった前田利長の菩提を弔うために造られた寺で、国宝に指定されています。
前田利長といえば、加賀藩2代藩主で隠居後に高岡に入城。
多くの職人が移り住み高岡銅器や捺染などの産業が興り活気溢れ、町は繁栄していました。
約20年の歳月をかけて3万6000坪、
周囲には濠をめぐらせた、まるで城郭のような瑞龍寺が造られたのです。
完成したのは利長の50回忌。(1663)
特徴的な伽藍配置、七堂伽藍は必見です。
人間国宝が演じる能楽
三代藩主利常が33回忌法要に金沢の能楽師を招いて奉納したことから、
これを瑞龍寺保存会が再現。
作家 井沢元彦氏も「眼福」と高く評価。
国宝の法堂で一般にも披露される貴重なものです。
能楽堂とは違う神妙な空気とタイムスリップしたような時間が流れていました。
禅堂の奥には前田利長と織田信長の分骨されているお墓もあるので手を合わせて欲しい。
神妙な気持ちに。
瑞龍寺という名前が前田利長の戒名の「瑞龍院殿聖山英賢大居士」から付けられているのですが、
龍はここにだけ。
法堂に見つけました。
人気の神様
禅宗寺院には、不浄の場である東司(御手洗い)の守護神があるとか。
瑞龍寺の烏す沙摩明王(うすさまみょうおう)はチャーミングなのが人気。
不浄な振る舞いのあった猪頭の亥子神を縛り上げて戒めている姿と伝えられています。
お札をおウチの手洗いに貼って、いつも綺麗にしていると不浄がはらわれ
様々な効果があるとか。
トイレを綺麗にすることで運が開けると説く本も多数出版されていますね。
お札を見る度に意識する習慣が生まれそう。
まじめにカワイイ。
お土産にお札を買って帰る人も多いそうですよ。
市民に愛される行事
いつから始まったのでしょう?
瑞龍寺と言えば・・・ひとつやいと。
6月1日と7月1日にある恒例行事。
三里のツボにお灸をすえるというもの。
子どもの頃はしかめっ面をしながらじっと耐える大人を見て「拷問みたい」と思っていました。
修行僧の疲れを癒す”やいと”から始まっていて、万病に効くのだとか。
今のところ、その必要はなくて済んでしますが、いつかやる日が来るかもしれません。
修行の一つのように思えますが、勇気のある方はぜひ一度お試しあれ。
毎日に流されてしまっていると感じたら、自分自身を見つめ直す禅の時間を敢えて作ってみては?
毎週日曜日5:15~6:10 坐禅堂で開かれている座禅体験がおすすめです。
アップル創業者スティーブ・ジョブズも”禅”を取り入れているそう。
禅はひとつの思想として海外からも愛されているのです。
瑞龍寺で座禅。
人によっては瞑想かもしれません。
悟りはなくとも、「ひたすら座る。そこに在る。」それで十分な気がします。
2月、4月、8月にはライトアップされた瑞龍寺
昼とは一味違った夜の佇まいを楽しませてくれています。
GWやお盆の時期にあるので、これを目当てにする観光客も多いようです。
ご当地ソフトクリームとしてマストなのはこちら⤴︎。
「富山であそぶ」で紹介する瑞龍寺は、ほんの入り口かも知れません。
いつがオススメと聞かれたら、迷いなく冬。
伽藍に薄っすら積もる雪が禅宗の教えを導いてくれているような。
見えるもの全てに感動を覚えるような特別な時間を過ごせます。
2024年元日には地震で灯籠が倒れる被害のあった瑞龍寺ですが、
建物に大きな被害がなかったことでほっとしました。
2024年は辰年。
龍の名が入った瑞龍寺で開運できそう!
行事に合わせてお出かけすると、まだまだ知らないことに出会えそうな場所です。
【アクセス】北陸新幹線新高岡駅・あいの風とやま鉄道高岡駅 瑞龍寺口から徒歩10分